工具類が増えてきたので、大きめの棚が欲しくなりました。
シンプルなラックですが、「頑丈なこと」と「カーテン付きにすること」をテーマにしました。
ハトメカーテンの製作編はこちらです。
仕様
棚としてはちょっと変わった感じになりますが、自分のニーズに特化します。
- 粉塵対策として前面にカーテンをつける
- 部屋のスペースを圧迫しないために、背板は無し、奥行きは最小限にする
作る
材料は「無垢ボード」です。厚みは24mmあります。
最近ホームセンターでよく見かけるようになりました。
そのままでは車に入らないので、カットサービスを利用します。
大まかに切ってもらい、持ち帰ってから丸ノコで調整しました。
棚板の接合(大入れ継ぎ)
棚板の接合は、溝を掘って差し込む「大入れ継ぎ」です。トリマーで何回かに分けて掘っていきます。
しかし溝幅ぴったりのビットがないと、一本の溝につき何筋もトリマーをかけることになって、満足な精度が出ません。
検索すると、こちらに「溝加工ジグ」の記事がありました。
板を挟むだけで、その板厚とまったく同じ幅の溝を掘れる治具です。
さっそく材料を買ってきて作りました。手が込んでいるようですが、材料がそろえば難しくはありません。
結果・・・ぴったり接合できました。
治具の力はすごいですね。ややきつめの溝にするなどの調整も容易です。
天板、底板の接合(ビス)
天板を側板の上にのせ、下穴をあけてから、ビス留めと埋め木をしました。
底板も同様にビス留め、埋め木をしました。これで組み立て完了です。
塗装
塗料はワトコオイルのナチュラルです。
上下逆さまにして、先に裏面から塗装していきます。
色見本よりだいぶ濃くなったので焦りました・・・。試し塗りはしたほうがいいです。
乾くと若干落ち着いた色になりました。
2回目の塗装では耐水ペーパーを掛けました。だいぶ手触りがなめらかになります。
今回使った板は節が多く、節穴を埋める作業が必要でした。
もっときれいな材料を選べば良かったですが、埋める練習になります。
写真「2」の丸棒は、同じ材料の端材を切ってヤスリで丸くしたものです。
ノミで穴の形を整え、丸棒のほうの太さも調整しながら差し込みます。
差し込んで余った長さはアサリ無しの鋸でカットし、そのあとヤスリで整えました。
写真「4」はパテ埋め、塗装後ですが、塗料の乗り方が違うので若干目立ちます。この材は底板に使いました。
穴の形がきれいだったこともあり、埋める作業は30分くらいで終わりました。
使用感
これで本体は完成です。
厚みのある板を使ったことと、大入れ継ぎにしたことで、頑丈な棚になりました。
とりあえず物を詰め込んでみました。
なかなかの収納力です。最下段にはA4サイズの書籍も入ります。
カーテン製作は別記事です。
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