「超小型」卓上ボール盤のメリット

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私がボール盤を買ったきっかけは、埋木作りの効率を上げたいと思ったことでした。

埋木を作ると、ビス頭を隠して目立たなくすることができます。

手持ちのドリルでもできますが、ボール盤を使うと精度とスピードが段違いです。

これ以外にも正確な穴あけをしたくなる場面は多いと思い、購入しました。

 

しかし一般的なボール盤はある程度大きさがあるので、据え置きにすると場所を取ります。

この点はスペースが限られる私にとっては悩ましいところです。

そこで小型の機種を選びました。「ホーザン K-21 デスクドリル」です。

以降4年くらい使ってきましたが、満足度はかなり高いです。

メリット

移動・収納が楽

外形寸法は「幅120 × 高さ350 × 奥行225 (mm)」です。

本体の位置を下げればとてもコンパクトになるので、棚にも収納しやすいです。支柱がちょっとはみ出しますが。

重量は4kgで持ち運びが楽です。

フットワークの良さを生かし、一番作業しやすい場所に移動させて使っています。

テーブルを拡張しやすい

一般に、卓上ボール盤の作業テーブルは狭いです。

木材の加工では広さが欲しくなるので、「テーブルの上に広い板を載せて拡張」する人が多いのですが、、、

 

この機種の場合は少し事情が違います。

そもそも独立したテーブルがなく、高さ30mmのベースがテーブルを兼ねています。

なので高さが同じ「垂木」などの端材を周りに配置すると、それだけで拡張ができます。

写真右のように、離れたところに置いて馬にすれば大きな木材にも対応できます。

テーブルのほうを上下に動かす機種では、大きな木材は載せづらいと思います。

実はフトコロ深さ無限大?

この機種はネジを緩めて本体の高さを調整しますが、このときコラム(支柱)を軸として水平方向にも回転します。

そのため、こんな使い方も可能です。

一般に、ボール盤はフトコロ深さよりも深い位置に穴あけすることはできませんが、こうするとフトコロ深さを無視して、大きな板材の中央にも穴あけできます。

ただし本体が浮かないように、しっかり固定しておく必要があります。

また、重心が偏ってコケやすくなるため、クランプ固定を外す瞬間は注意します。

使うのが怖い「自在錐」を使いやすくなる

「自在錐」は、ドリルなどに取り付けて使う先端工具です。

好きな直径の穴をあけることができ、とても便利なものですが、、、

ドリルのスイッチを入れると、刃2枚を持つ腕がブンブンと高速回転します。

締めるところをしっかり締めておけば大丈夫ですが、それでもちょっと怖いんですよね、、、

「せっかく買ったけどあまり使っていない」という人は多いと思います。

そこで、体との間に板を立ててフェンスにすれば、万が一自在錐が外れてしまうようなことがあってもケガをする心配はありません。

ボール盤ならフェンス越しでも簡単に操作できますし、穴あけに要する時間も短く済みます。

この使い方になってから、自在錐を多用するようになりました。

デメリット

デメリットもはっきりしているので触れておきます。

スペックの問題

大型の機種に比べて、スペック面では見劣りします。

  • 消費電力80W
  • チャック径0.8~6.0mm
  • 定格時間15分
  • 穴あけ深さ30mm

スペック面がネックになるのは「大きな穴をあけたい」場合です。

SPF材(2x4)にホールソーで38mm径の穴をあける程度なら問題ありませんでした。(表裏の両側からあけます。)

が、固い木材(ゴム集成材)にホールソーを使ったところ、、、

少しは切れたのですが、なかなか進まず、何度かトライしているうちにモーターが焼けてしまい、モーターの交換が必要になりました。

このボール盤ではこのあたりが限界のようです。

頻度は高くありませんが、以降大きな穴をあけたい場合は無理をさせずに「自在錐で薄い板に穴をあけ型を作る」→「トリマーで倣い加工」という手順で代用しています。

 

ほかに気になったのは「穴あけ深さ30mm」という点です。

30mmより深い穴をあけたい場合は、途中まで進んだところで本体の高さを調整し、ビット先端の位置を下げてから再開します。

そのため深い穴をたくさんあける用途では、何度も高さ調整をする必要があります。

価格

廉価な機種も出ている小型卓上ボール盤の中では、価格が高めです。

しかしそこは品質面の違いだと思っているので、あまり気にすることなく購入しました。

長く使う電動工具なので、安さで選んで後悔することは避けたいです。

本機種はプロクソンから出ている「テーブルドリル No.28128」のOEM品のようですが、プロクソンは小型電動工具で実績のあるメーカーです。

別売部品

別売部品の「ミニバイス」を買いました。最大口開幅は33mmです。

出番はあまり多くありませんが、小さな金属部品などを加工するときの貴重な固定手段です。

おわりに

「省スペースであることが重要、基本的な穴あけができればOK」というニーズにはしっかり応えてくれるので、初めてボール盤を導入する人にもおすすめの機種です。

一方で、用途がはっきりしている場合は「その用途のためにスペックが十分か」を考えて選ぶといいと思います。

ボール盤があると普通の穴あけ以外にもいろいろな使い道があって、DIYが楽しくなります。

 

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