「馬」は、二つ一組の作業台です。省スペースな上、馬同士の間隔を変えることでいろいろな大きさの材料に対応できます。
家具職人でYouTuberのカミヤ先生が、オリジナルの「馬」キットを販売しています。
→ DIYに作業台は必要か?馬の作り方で基本スキルを学ぶ! | カミヤ先生のDIY!家具教室ブログ
丸ノコを使った家具作りのために「馬」を購入しました。
本記事は、製作過程と使ってみての感想です。
加工・組立て
「馬」の材料は、すべて巾90ミリ×厚み45ミリの杉材です。
作り方は動画で解説されています。
丸ノコとノミを使った、天板裏の大入れ加工です。
丸ノコで切れ込みを入れる際は半分以上欠いておくと、ノミ作業が楽です。
大入れ加工以外はビスで組み立てます。
天板には、節が少なめの材料を選んでもらえるようです。2台をぴったり合わせることができます。
完成すると美しいです。思わず、馬に頬ずりする人もいるようです。
天板の高さが合わない、、、ノミ作業の削り加減が一定でなかったようです。
100均の「キズ防止テープ」で底上げしたら高さがぴったりになりました。
ノミで削る作業は、仕上げのきれいさよりも「4か所を均等にできるかどうか」が重要です。
天板は長さ1mありますが、好みにあわせて短くできます。私の作業スペース(4.5畳)には大きすぎるので900mmにカットしました。
ただしカットしすぎると、斜めの筋交いが入らなくなるので注意です。
使用感
「馬」を使ってみて感じたことです。
クランプが使いやすい
クランプを使える範囲(天板の裏)が広いです。加工の精度を出すために固定は基本なので、クランプのしやすさは大事です。
馬なので取り回しがよくて、自分が動けるスペースも広いです。
大きさ、重量感
材料が太く、脚が突き出していることもあって、室内に置くとある程度ごついです。
しかし、作業中に倒れそうになったりすぐ動いたりしてしまうようでは頼りないです。
使っていると「大きさと重量は作業台にとって大事な要素である」ことがよくわかります。
むしろこれでも重さが足りない場合もあります。そんなときは脚を踏むことで安定させています。
ぴったり合わせて収納
室内DIYでは、ぴったり合わせて収納できるのは助かります。
作業の補助に使っている机の下に収納しています。こうしておくと脚につまづくこともないです。
ちなみにこの机もクランプしやすいですが、馬には劣ります。
机だと材料の大きさによってはクランプが使いにくいからです。馬の場合は、一番クランプしやすい位置に馬を移動させればOKです。
材料の精度
材料は精度が完璧で、反りが見当たりません。誤差を気にせずストレスフリーで組み立てができました。
ホームセンターのツーバイ材とは品質が違います。ツーバイ材は反りやねじれがあるのが普通です。天板が平面でない場合は、調整が必要になります。
おわりに
カミヤ先生の「馬」の価格は税込7,000円です(送料別、2020/3投稿時点)。
ちょっとした出費ですが、自前で作業台を作った場合も同程度以上はかかります。
安定した作業台があると快適で、作業もはかどります。
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