「Elegoo Mars」は初心者でも3万円台で導入可能な、光造形3Dプリンターです。
なぜ突然3Dプリンターなのかというと、DIY道具などのパーツを自力で作れる手段を持っておきたい、と思ったからです。
当面欲しいのはトリマーの集塵用パーツです。詳細は別記事に書きます。
導入
「Elegoo Mars」を私が買ったときはアマゾンでの販売価格は28,000円でしたが、クーポン込みでさらに安くなっていたので、迷わずポチりました。
(2024.4.1追記。旧バージョンがリンク切れになっているため検索結果を貼っておきます。)
3Dプリンター本体以外には、材料のレジン、洗浄用IPA、UVライト、プラ製容器、ペーパータオル、ナイロン筆、トング、マスクなどを買いました。すべて合計しても3万円台です。ただしPCは除きます。
アプリは、私の場合は3DCADソフト「Autodesk Fusion (Fusion360)」、スライサーソフト「CHITUBOX」を使います。この2つは無料で入手できます。
サンプルデータの造形でトラブル発生
付属のUSBメモリーに入っているサンプルデータ(rook)を、手始めに造形してみます。このサンプルはPC作業は不要で、すぐに造形を試すことができます。
ところが、開始直後から「ゴ・ゴ・ゴ・・・という異音が鳴り続け、造形が始まらない」状態に陥りました。
画面は進捗率「1%」のまま、30分経っても変化がありません。
ネットのレビュー記事を読む限り、造形は数時間で終わるらしいので、明らかにおかしいと思いプリント中止しました。プラットフォームを上げてみると、何も造形されていませんでした。
造形が始まらないトラブルの回避策
ネットを調べると、アマゾンのレビューの一つに「プラットフォームが一番下に行き続けようとし、異音がする症状」についてのコメントがありました(現在は消えてしまった模様、、、)。今回の私と同じ状況のようです。
さらに「高さ0の位置からプリント開始すれば動く」という解決策も書いてありました。ありがたい情報です!
これに従い、タンクにレジンを入れた状態で、
Tool > Manual > "Move Z axis to zero"
を実行し、そのままプラットフォームの2個のネジを締めて、プリント開始します。
すると異音は発生せず、無事造形がスタートしました。ファン音のほかには、ウィーンという静かな音がするだけです。
4時間半程度でサンプルの造形が完了し、綺麗な造形物ができあがりました。
IPA洗浄したあと、UVライトを照射し完成です。
触ってみると弾力性はほとんどなくて、机の上に置くとコツコツ音がする感じの質感です。
おわりに
別の日に作業すると、なぜか上記の現象は再現しませんでした。何がいけなかったんでしょうか・・。
ちなみに、ゴ・ゴ・ゴ・・・という音は、プラットフォームを下へ動かし続けた場合だけでなく、わざと上へ動かし続けて行き止まりになったときにも発生する音です。
造形の進捗率がストップしてしまう場合は、何かしら問題が起きています。放置しすぎは禁物で、たまに様子を見る必要がありますね。
コメント
私もelego mars 2 proを使っていて同じ症状が今も出ていて困ってます。
Tool > Manual > “Move Z axis to zero”の作業をするときレジンタンクは外してましたか?
コメントありがとうございます。
mars 2 proでも発生するんですね。
“Move Z axis to zero” のとき、レジンタンクは外していないです。
原因不明ですが、それ以降は症状は出なくなりました。
貴重な情報をありがとうございます。
私も同じ事象が起きているのですが、解決できません、、。
その後同じ問題は起こりましたか?
コメントありがとうございます。
一度解決したあとは同じ現象は発生していません。
が、発生条件を特定して解消したわけではないので、今後再発する可能性はあると思います。