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カーテン付きのラックを作りました①【ラック本体編】

工具類が増えてきたので、大きめの棚が欲しくなりました。

シンプルなラックですが、「頑丈なこと」と「カーテン付きにすること」をテーマにしました。

ハトメカーテンの製作編はこちらです。

カーテン付きのラックを作りました②【ハトメカーテン編】
工具類を収納するためのラックを作りました。 ラックの正面には、目隠しと粉塵対策のためにハトメカーテンを取り付けました。 すぐそばで木工作業をする...

仕様

棚としてはちょっと変わった感じになりますが、自分のニーズに特化します。

  • 粉塵対策として前面にカーテンをつける
  • 部屋のスペースを圧迫しないために、背板は無し、奥行きは最小限にする

作る

材料は「無垢ボード」です。厚みは24mmあります。

最近ホームセンターでよく見かけるようになりました。

そのままでは車に入らないので、カットサービスを利用します。

大まかに切ってもらい、持ち帰ってから丸ノコで調整しました。

棚板の接合(大入れ継ぎ)

棚板の接合は、溝を掘って差し込む「大入れ継ぎ」です。トリマーで何回かに分けて掘っていきます。

しかし溝幅ぴったりのビットがないと、一本の溝につき何筋もトリマーをかけることになって、満足な精度が出ません。

検索すると、こちらに「溝加工ジグ」の記事がありました。

トリマーの溝加工が間単、正確に出来るジグ【動画あり】 | DIYの電動工具はこれ! | おすすめの電動工具や木工用品を紹介
大入れ(追い入れ)加工が簡単に出来ます。1本のビットで色々な幅の溝加工が間単、正確に出来るジグです。例えば、12mmのビットで18mm、19mm...

板を挟むだけで、その板厚とまったく同じ幅の溝を掘れる治具です。

さっそく材料を買ってきて作りました。手が込んでいるようですが、材料がそろえば難しくはありません。

結果・・・ぴったり接合できました。

治具の力はすごいですね。ややきつめの溝にするなどの調整も容易です。

天板、底板の接合(ビス)

天板を側板の上にのせ、下穴をあけてから、ビス留めと埋め木をしました。

底板も同様にビス留め、埋め木をしました。これで組み立て完了です。

塗装

塗料はワトコオイルのナチュラルです。

上下逆さまにして、先に裏面から塗装していきます。

色見本よりだいぶ濃くなったので焦りました・・・。試し塗りはしたほうがいいです。

乾くと若干落ち着いた色になりました。

2回目の塗装では耐水ペーパーを掛けました。だいぶ手触りがなめらかになります。

 

今回使った板は節が多く、節穴を埋める作業が必要でした。

もっときれいな材料を選べば良かったですが、埋める練習になります。

写真「2」の丸棒は、同じ材料の端材を切ってヤスリで丸くしたものです。

ノミで穴の形を整え、丸棒のほうの太さも調整しながら差し込みます。

差し込んで余った長さはアサリ無しの鋸でカットし、そのあとヤスリで整えました。

写真「4」はパテ埋め、塗装後ですが、塗料の乗り方が違うので若干目立ちます。この材は底板に使いました。

穴の形がきれいだったこともあり、埋める作業は30分くらいで終わりました。

使用感

これで本体は完成です。

厚みのある板を使ったことと、大入れ継ぎにしたことで、頑丈な棚になりました。

とりあえず物を詰め込んでみました。

なかなかの収納力です。最下段にはA4サイズの書籍も入ります。

 

カーテン製作は別記事です。

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