本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

デスクの顔になる「天板」選びと、ゴム集成材の特徴

天板の選び方しだいで、デスクの印象や使い勝手は大きく違ってきます。

少し前に「ゴム集成材」を使ってPCデスクを作ったのですが、天板を決めるにあたってはいろいろ検討しました。

本記事では次のことを書いていきます。

  • 天板選びで考えたこと
  • 候補として考えた材料
  • ゴム集成材の特徴

天板選びで考えたこと

集成材か、無垢材か?

天板に使える木材はたくさんあります。

分類すると集成材、無垢材、合板、、、などですが、これらを購入して加工するほか、無垢材を接いで(つなぎ合わせて)大きな板にする方法、角材を並べて天板にする方法など、選択肢はいろいろです。

今回はデスクワークに長時間使う用途です。

  • ストレスなく使える(割れや変形がない)
  • 手軽に作れる(加工が容易)

といったことを重視して「集成材」を選びました。

「集成材」は大きな節や割れがなく、変形しにくいのが長所です。人工的な印象もありますが、木目や濃淡があるので塗装すると十分に表情が出ます。

厚み

天板は厚みがあるほど重厚感が出て、耐荷重も大きくなります。

(↓)今回のデスクは、左右と奥の壁に「受け材」を取り付け、天板を単に載せる構造です。天板の寸法は「巾1684、奥行き600、厚み30」(単位mm)にしています。

横巾があるので厚み25mmでは華奢になります。また、中央手前には支持材がなく耐荷重上の弱点になるため、厚み30mmは欲しいです。

※以前、25mm厚のパイン集成材で同じ場所にデスクを作りました(受け材の配置はほぼ同じ)。普通に使う分には問題ありませんでしたが、天板中央に腰掛けると「ミシッ」と嫌な音がして、やや強度不安を感じました。

デスク中央にも脚を入れて支える場合はこの限りではありませんが、足元は狭くなります。

樹種

ホームセンターでよく見かけるのは「パイン集成材」ですが、スギ、桧、パイン(松)といった針葉樹は一般に柔らかく、キズや凹みができやすいです。

天板に使うと、ペン先の圧力で凹んだり、すぐ細かいキズだらけになったりします。

樹種は堅くて家具向きの広葉樹から選ぶことにしました。広葉樹の板材は店頭で売っているものが少ないので、通販で入手します。

→「木材通販のマルトクショップ

 

商品を見ると、これまたいろいろな樹種がありますが、、、

以下の個人的理由から、ゴム材に決めました。

  • リーズナブル
  • 今まで使ったことがない
  • 以前見たゴム材の市販家具がなかなか良かった

 

実際に購入したのは 4200×600×30 の「ゴム集成材・フリー板」です。

縦横の寸法や面取り加工などを指定できる「フリーカット板」とは違って、フリー板は長さ方向のカット寸法のみ指定可能です。

購入後に自分で調整する必要がありますが、大きな板を安く入手できます。2分割して送ってもらいました。

候補として考えた材料

ほかに天板の候補として考えた材料です。

タモ集成材

タモは家具材としてよく使われる広葉樹で、上記のマルトクショップでも購入可能です。

ゴム材より高価ですが、風合いがあって落ち着いた印象があります。

※「タモ集成材・フリー板」はホームセンター(ビバホーム)で見かけました。寸法 4200×500×30 の板です。巾が600以上あれば購入していたと思います。

無垢ボード

巾10cm程度の無垢材を接ぎ合わせた板で、ホームセンターでよく見かけるようになりました。

樹種はスギと桧があります。標準仕様では厚み24mm、実(さね)無しです。

厚みは28mmのものもあるようなので検討しました。

この材料も何度か使ったことがあり扱いやすいですが、

  • 針葉樹で柔らかい
  • 節が多い
  • 変形しやすい

といった点を気にして、今回は却下しました。

IKEAのワークトップ

キッチン用、塗装済みの既製品です。

寸法「1860×650×38」で、十分な巾と厚みがあります。

KARLBY カールビー ワークトップ, オーク, 突き板, 186x65x3.8 cm - IKEA
KARLBY カールビー ワークトップ, オーク, 突き板, 186x65x3.8 cm. 無垢材の長所と突き板の長所とを組み合わせたワークトッ...

パーティクルボード(細かいチップ状にした木材を加熱・圧縮成型した板)の表面に薄い突板を貼り付けた仕様のようです。

今回のデスクは両側面が壁なので、丸ノコで余分な長さをカットすれば即使えます。

手作り感は少なくなりますが、厚みや奥行きがあるのと、耐久性、耐水性など実用面で期待できそうです。

が、注文ページをチェックしたところ近くの店舗に在庫がなく見送りました。

ゴム集成材の特徴

外観

(↓)未塗装の状態です。白っぽくて、薄いピンク色に見える部分もあります。

このあと「カット」「切り欠き」「面取り」「塗装」を行いました。

(↓)ワトコオイル・ダークウォルナットで塗装後です。

(↓)フィンガージョイント(継ぎ手)のギザギザは、木端面にあります。

製作時の注意点

重い

ゴム材などの堅い広葉樹は、比重が大きく重いです。今回の天板では約20kgあります。

受け材の強度がいるのはもちろんですが、運搬、設置のとき困らないよう考えておく必要があります。

重さだけでなく大きさもあるので、2階まで板を運ぶのは大変でした。作業は一人で行いましたが、これ以上に重さや大きさがあると一人ではきついと思います。

オイル塗料の吹き戻し

塗装ではオイルを塗ったあとウェスで拭き取ります。

今回は2回塗りで、2回目の塗装では耐水ペーパーを使ったウェットサンディングをしたのですが、、、しばらくすると導管に入った塗料が浮いてきました。(!)

しつこく何度も浮いてくるので、数時間おきに拭き取る必要がありました。

こういった「塗料の吹き戻し」はゴム材に限らず、太い導管のあるタモ材、ナラ材などの樹種でも発生するようです。

ワトコオイルの色が思うように乗らなかったのでたっぷり塗りましたが、、、それがあだになって吹き戻しが長く続き、拭き取りが完全に不要になるまで10日以上かかってしまいました。

オイル塗装では「サッと塗ってすぐに拭き取る」が正解です。色が乗りにくいと思ったら、重ね塗りの回数を増やします。

(→2023.3.30追記)

その後、ゴム集成材を使って別の家具を作りました。

ウェットサンディングは避け、ワトコオイルをサッと2回塗りしました。すると塗料の吹き戻しはほとんどなく、数回の拭き取りで済みました。今後、ゴム材ではこのやり方でやっていこうと思います。

おわりに

デスクの完成後1年近く経ちましたが、よく使う部分に細かいキズがついたほかは、問題なく使えています。

強度面の不安もなく、私が天板の中央に乗ってもビクともしません。長時間使う家具なので、安心・快適が一番です。

ゴム集成材は「耐朽性が低い」、つまり腐りやすい性質がありますが、市販の家具にも使用されるので特に湿気の多い環境でなければ問題ないと思います。

加工してみるとサクサクした質感で、切断・切削加工もしやすいと感じました。広葉樹の中では安価なのでおすすめです。

コメント