工具類を収納するためのラックを作りました。
ラックの正面には、目隠しと粉塵対策のためにハトメカーテンを取り付けました。
すぐそばで木工作業をするので、作業によっては粉塵が飛ぶためです。
メンテナンスのために、カーテンは脱着ができるようにしました。
ラック本体の製作はこちらです。
カーテンを縫う
カーテン生地は綿素材で無地のものを買いました。
ほつれないよう、ミシンを使った端の処理が必要です。
ミシンはアマゾンで買いました。左右両端、上端、下端をそれぞれ三つ折りして縫っていきます。
ミシンは下の布を手前に引っ張りながら縫っていかないと、写真の「4」のように縫いズレしてしまうので注意です。
ハトメ打ち
市販のハトメカーテンは、直径の大きなハトメを使っているものが多いです(40mmくらい)。
しかし、ホームセンターなどで売っているハトメは直径(穴径)15mmまでです。
15mmでハトメ打ちをするためのセットを買いました。下記3点で3,000円くらいです。
ポンチ台は、ハトメパンチセットの中にも小さいものが入っていました。板などでも代用することができます。
ハトメ打ちは最初は潰れたりズレたりしやすいですが、5回くらい練習したら慣れました。
ただし、わずかなズレは出てしまいます。完璧にきれいに打つことは難しいようです。
次にハトメの間隔です。
100均の小さい布で試作して、以下の検討をしました。
- カーテンを閉めた(広げた)ときにどの程度フラットにするか
- カーテンを開けた(畳んだ)ときの奥行き
今回は、棚の幅(内寸)に対しカーテン幅は約1.1倍で、フラット気味にします。
ポールの取り付け
ハトメの穴が小さいぶん、カーテンポール(棒)は細くします。
ポールが太すぎると開閉がスムーズにできません。
いろいろなハトメカーテンの例を観察した結果、ポールの太さはハトメの直径(穴径)の1/3~1/2程度が良さそうです。
強度も考えて、ポールは直径6mmのステンレス丸棒にしました。
※ 必要な強度は、棚の横幅にもよります。今回の棚の横幅は700mm弱です。
メンテナンスのために、ステンレス丸棒のポールは取り外し可能にしました。
片側にあけた貫通穴を使って、外すことができます。
使用感
カーテンを端から端まで一気に閉めると摩擦で引っ掛かりますが、ゆっくり引けば問題ありません。
棚板は、本体よりも30mmセットバックして、カーテン用のスペースをとりました。
なお30mmは最低限です。
もっと余裕があるほうがゆったりしてカーテンが扱いやすくなりますが、収納スペースの奥行きを確保することも大事です。
ステンレス丸棒の強度は十分で、頑丈なカーテンになりました。
カーテンを閉めれば粉塵を防げますし、物をぎゅうぎゅう詰めに入れていても目隠しできます。
ハトメカーテンのDIYはまだ工夫の余地がありますが、作りやすいうえに木工家具との相性もいいです。
今後の家具づくりでも活用していきたいと思います。
ラック本体の製作編はこちら。
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