PCデスクの設計で考えたことと、今後のための反省点

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以前、壁に造り付けるタイプのPCデスクを製作しました。

本記事は、デスクの設計にあたって考えたことと、実際に使ってみて見えてきた反省点について書いていきます。

快適なデスクを自分で作りたい人向けの記事です。

設計で考えたこと①「各部を独立させる」

大きな家具はいくつかのユニットに分けると作りやすいです。

今回は「天板」「天板の支持部」「引出し」「ワゴン収納」に分かれていて、ユニット同士の固定もなしです。

以下のようなメリットがあります。

  • 設計しやすくなる
  • 組み立てやすくなる
  • 仕様変更、作り替えがしやすくなる

逆に一体化して独立性が低いと、これらのことが難しくなります。

この部材はこの部材に支えられて、、この寸法はこの寸法に依存して、、、といった部材同士の関係が複雑になるためです。

設計で考えたこと②「姿勢を変えても快適」

寸法を決めるときに注意したのは姿勢の変化です。

長時間机に向かっていると、どうしても疲れてきて右のようにダラッとしたくなります。

それを考慮して、姿勢が変わってもデスクや壁に膝がぶつからないようにしました。

結果、だいぶ快適になって長時間過ごすのが楽になったと思います。

反省点①「メンテナンスのしやすさは大事」

このデスクは「天板裏のケーブルスペースにアクセスしづらく、配線のメンテナンスが面倒」という問題があります。

これは「シンプル構造」と「普段の快適さ」を優先した結果なのですが、、、

使ってみると思った以上に周辺機器の追加や変更の機会は多く、そのたびに感じるストレスの程度も予想以上でした。

ケーブルスペースには一応上下からアクセスできますが、上からの場合は天板をずらす必要があって手間が掛かりますし、下から手を入れるのは意外に重労働です。

改善するとしたら、以下のようなつくりでしょうか。

改善案A 天板に蓋をつける

天板の奥側をケーブルボックスの蓋にして、上からパカッと開くようにします。

改善案B ワイヤーネット収納

奥の壁側にワイヤーネットを取り付け、そこに結束バンドなどを使ってケーブル・機器類を固定します。

どちらも課題はありそうですが、現状よりメンテナンス性はよくなると思います。

上または正面から「十分な広さ・体勢で作業できること」が重要です。

反省点②「真っ先に決めておきたい機器類」

「デスクを設計するときに真っ先に決めておけばよかった」と思う機器類が、モニターアームと照明です。

モニターアームの奥行きがありすぎる問題

デスクの上をスッキリさせたかったので、モニターアームは壁掛け式を選びました。

上下左右に角度調整が可能で、モニターは360度回転します。壁の中に下地木材が入っている位置に、ビスで固定するタイプです。

設置してみると意外に奥行きがあって、モニターの画面が結構手前にきます。

左右のスピーカーとのバランスはいいので「まあいいか」と思って使い始めましたが、、、

正面に座ると、モニターとの距離がかなり近いです。(!)

画面まで400mmでは近すぎるので、少し後ろに下がって距離をとります。

しかし、そうするとデスクに肘をついてゆったりタイピングできなくなるので少し残念です。

照明でデスクの印象が変わる

天板を広く使うために「真上に棚を設置して、その下に照明をつける」予定でしたが、、、

そのあと地震が起きたことで意識が変わり、高い位置の収納はボツになりました。

以前からあったアームライトをとりあえず使っていますが、仮置き感は否めません。

照明選びでデスクの使い勝手や印象が変わるので、ちょっともったいないですね。

今になって壁掛けなどを検討していますが、デスクの設計時にしっかり決めておきたい要素です。

おわりに

デスク設計を考えることは、「自分がどういう行動を取りやすいのか」を見つめなおすことでもあります。

「画面を見る、本を読む、書類仕事をする」などはイメージしやすいですが、「一休みする、機器を入れ替える、収納物を出し入れする」といった地味な行為は見過ごしがちです。

行動に支障が出ないか、出る場合は許容範囲か、頻度はどのくらいか、、、一通り想定してみることが大事です。

 

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